復縁する可能性ゼロ%
「なぜ私が探さないといけないんですか?」
「あれ?お前宴会部長じゃないの?
この前総務で仕切ってたじゃん」
「違いますよ!
総務課は持ち回りで幹事になるんですっ!
課長もその内回って来るから」
「はぁ?」
「はぁ?じゃないですっ!
これは総務課の決まりなので
では失礼します」
と エレベーターがタイミングよく来たので
乗り込んだ。
すると長話をするのかと思えば
颯斗もそれに乗ってきて
「横田さん どこか探しといて
こっちも見つけてみるから」と
横田さんに言った。
横田さんは一緒には乗らず
ただのお見送りだったようだ。
普通見送るか?
次のターゲットは颯斗か。。。
「社員全体なんて無理だと思うけど?
そんな大きなお店ないから
ホテルとかでやらないと」
「バカだなぁお前
アウトドアだよアウトドア」
それこそ無理だと私は言い返した
みんな忙しいのに
休日くらい寝たいだろうし
休みに用事を済ませようとしてる人も
中には居るだろし・・・と。
「お前は寝る派?」
「もちろん」
「冴えない女だな」
冴えない女か。。。
それにはもう反論しなかった
どうせ言い返してもまた
また言い返されるから。
「まぁ あたしはノータッチで」
「はいはい わかりました」
めんどくさそうに返されてしまった。
「柴田さん!クソ重たい書類
届けてきましたよ」
「あ〜サンキュー!!!」
同時に2人が帰ってきたのを見て
主任が「さすが!同級生仲良いね」
言った。
「何がですか?」
「出るのもほぼ一緒
帰るのも一緒」
「たまたまですっ!
課長は横田さんと話してなかったら
随分先に帰ってると思うけど?」
「あ〜 あの横田さんね!
綺麗だったでしょ?
課長はああ言うの好み?
ああ課長はアメリカで目が肥えてますよね?
外国人のボンキュボンを見たら
日本人って幼児体型だよね」
そんなことを颯斗に言う柴田さん。