復縁する可能性ゼロ%


「え?ここじゃなくても
行く途中のお店でも良くない?」


「二度手間になるだろ?
そこで買えば
途中寄らなくても済むわけだし」


「一緒に選ぶわけ?」


「そうなるわな」


「あっ!何分ぐらいで着く?
私が適当に見繕っておくよ
その方が早くない?」


「時間はまだまだある」


「あっ・・・でも」


「何?一緒に選ぶのが嫌なわけ?」


嫌・・・というよりは
横田さんに見られたら後々困る。


「仕事が終わってから
2人でいたと言われたら・・・」


言葉に詰まる。


「言われたら?何?」


「困らない?」
私はズルイ 困るのは私なのに
颯斗に問いをかける。


「何が!!!」


颯斗は少しキレ気味になった。


「だから・・・その・・・」


「誰もさぁ オレとお前と一緒にいて
変に思うと思う?
あはは まさか
付き合ってると思われるとか
心配してるわけ?」


「じゃないけど・・・」


「だろ?じゃあいいじゃん別に」


それが良くないんだってば!!!


「そうだ!
駅前通りのガーデンって
人気の菓子折があるよ?
そこへ行かない?」


「お前さっきのオレの話理解できてる?
他に寄ると二度手間って言ったよね?」


「人気なんだから間違い無いでしょ
ここには沢山のあるお店があるから
まずはお店選びから始まるじゃん!
それなら確実にいい品のところの方が」


「わかった!好きにしろ」
半分投げやりの言い方。


「着いたという電話するから
秒で出てこいよ
オレを待たせるなよ」
との捨て台詞と共に電話は切られた。


秒で出てこい?
オレを待たせるなよ?
何様なの!!!
腹が立つ!!!!






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