拝啓 元カレ上司サマ
調査結果を見た宗也は、どうしても麗香が欲しくなった。
例え彼女が煌太に付けられた胸の痛みを癒すために、実家のあるこの地に舞い戻ったことを知ったとしても…。
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両親同士は話が弾んで、
「あとは若い二人で…」
と、軽い足取りで帰って行った。
「若い二人でって、本当に言うんだ…」
ハハッと笑った宗也が、麗香の目を見る。
そして、麗香がフフと綺麗に微笑んだ。
「ああああ〰うわ〰」
何やら変な言葉を発し、顔を真っ赤にして言った。
「君って…わざとなの?」
小悪魔だとか何とか呟いて、俯いてしまった。