拝啓 元カレ上司サマ

麗香は宗也の人となりを見ているうちに、この人も真剣に向き合ってくれているし、自分もそれに応えなければと思うようになった。

そんな時、宗也が麗香に想いを伝えようと必死になっているのが分かる。

「麗香さん、付き合って下さい。もちろん結婚を前提に!」

宗也が目を瞑って右手を差し出した。

思わず笑ってしまう麗香だったが、このお茶目な男性(ヒト)のことがもっと知りたくなって、彼女も右手を差し出して握手する。

バチッと目を見開いた宗也は、にんまりと嬉しそうに、やったーと叫んだ。



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