拝啓 元カレ上司サマ
何とか部屋に入り、優希が帰宅していないことを確認して、急いでシャワーを浴びる。
二人のあの映像を、少しでも早く洗い流してしまいたかったのだ。
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ガチャガチャという鍵を開ける音で目が覚める。
煌太は、知らないうちにソファで寝てしまっていたようだ。
「わあっビックリしたー。ごめんなさい、遅くなって…」
飲みすぎちゃったのと、優希は悪びれる様子もなく、ベッドで寝てねと言った。