拝啓 元カレ上司サマ
宗也の体調は入院して1週間程で落ち着いてきたので、あとは自宅療養となった。
子供達も大喜びでパパを出迎える。
「あなた達、今日は遊べないわよ」
そう言うと、麗香は宗也の身体を支えて寝室へと連れて行った。
しかし、パパ、パパと子供達がまとわりついて離れないので、宗也は3人をベッドに乗せる。
麗香はダメだと言おうとしたが、キャッキャキャッキャと楽しそうにしている子供達と、それを愛しそうに見つめる宗也の眼差しを目にした麗香は、末っ子がベッドから落ちないようにと気を配るのだった。