拝啓 元カレ上司サマ

宗也の退院後みんなが寝静まった深夜に、独り考え事をするのが麗香の日課となっていた。

これからのことを考えると、どうしようもない不安に押し潰されそうになる。

色々なことを思い悩んで、結局は宗也のいない世界など考えられないと、さめざめと泣くことになるのだが…。

麗香は気付いていなかったのだ、毎夜宗也がリビングのドアから中を見ていたことを。






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