拝啓 元カレ上司サマ

宗也の体調が良い日が続いていたある日の朝のこと。

長男は学校が、次男は会社にある保育園がある平日に、突然宗也が宣言した。

「今日は誰が何と言おうと、我が家は休日だ」

何事かと麗香が宗也の顔を見たのだが、何も言うなと無言の圧力を受けて、むぐぐと口をつぐむ。

きっと考えがあるのだろうと、宗也の言葉を待っていた。




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