拝啓 元カレ上司サマ
怒り
それを聞いた麗香は、飲んでいた烏龍茶のグラスをテーブルに置いて、煌太に言った。
「貴方は、好きでもない女性と、公衆の面前でキスなんてするんですか?罰ゲームだからって、彼女がいるのにそんなことするんですか?とても良いお友達をお持ちで!貴方と私はもうお別れしているので、今頃蒸し返さないでください、岡谷課長さん」
「沙穂、私帰る。気分悪い」
そう吐き捨てると、部屋を出て行こうとするが、待ってくれという煌太に遮られた。