拝啓 元カレ上司サマ

「頼む。謝る機会を与えてくれ。お願いだ」

煌太が所謂“土下座”をして必死の形相で頼んでも、麗香の心には響かない。

「迷惑です。もう終わったことですので、これ以上お話することはありません。失礼します」

煌太のことを気にすることもなく、麗香はそそくさと帰って行った。






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