拝啓 元カレ上司サマ
午前中に家事を済ませて昼寝をしていた煌太だったが、食料のストックが全くないことにはたと気が付いた。
せっかくだから、買い物ついでに食事でもしてこようと、部屋着から少しまともな服に着替えて、社有車のキーを手に取った。
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マンションの駐車場に向かうと、隣に住むこのマンションのオーナーが喪服姿で、慌ただしく出掛けるところだった。
煌太は会釈だけして車へ乗り込む。
「どなたか亡くなったのかな…」
そして、近隣のショッピングモールへと車を走らせた。