拝啓 元カレ上司サマ

沙穂と経理部の先輩は、重苦しかったその場の空気が余程辛かったのか、麗香のことを思うと心配で仕方ないからなのか、大きなため息を吐く。

そして、各々帰宅の途について、あの二人どうなるのかと考えていた。

特に、自分達の悪戯が原因で、別れの原因を作ったと自覚している煌太の元同僚は、それぞれやるせない思いを抱えたまま、帰宅した。







< 38 / 496 >

この作品をシェア

pagetop