拝啓 元カレ上司サマ
いつまで経っても浮上してこない親友このままにしてはおけないと、今回、立ち上がったのだ。
可愛い子供達のため、そして麗香本人の今後の人生のため、そろそろ前を向いて生きて欲しいと沙穂達は考えて、もう居ても立っても居られなかったのだ。
そんな麗香はというと、両親の離婚などの影響によって、宗也と出会うまで、後ろ向きに生きてきたと言っても過言ではない。
しかし、宗也と過ごしていくうちに、意固地になっていた心が解きほぐされて、麗香の人生は薔薇色に変わっていったのだ。