拝啓 元カレ上司サマ

この一年間、自分は何をしていたのだろうか。

宗也から託された、大切な大切な子供達のことも、最低限のことしかしてこなかった。

あとは、皆が気遣って、色々手を差し伸べてくれていたのに…。

ああ、何て自分は馬鹿なのだろう。

麗香は宗也に顔向け出来ないことをしてしまったと、恥ずかしくなってきた。

せっかく皆が応援してくれているのに、これからは精一杯のことをしなければと、心を新にしたのだ。

そんなこんなで、やっとのことで、沙穂は麗香をランチに誘い出すことに成功したのだった。














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