拝啓 元カレ上司サマ

もちろん、その事は麗香も承知していて、もう半分以上諦めの状態のまま、何ヵ月も経っていた。

子供達が、煌太を気に入ってしまったので、何処に行くにも煌太の同行を彼らが望むのだ。

まあ、三人も子供がいると荷物はあるし、まだまだ手が掛かるしと、人手があのは悪いことではないと思わなくもないのだが。

だからこれはもう、煌太の申し出を快く受け取って、手を借りる方が得策だと、麗香は割り切ることにしたのだ。






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