拝啓 元カレ上司サマ
「私は、宗也さんと出会えて幸せでした。どん底にいた私を、宗也さんが救ってくれたんです。人生の中で僅かな時間でしたが、宗也さんと過ごすことが出来て、それに、あんなに可愛い子供達を授かって嬉しかった。本当は、もっと一緒に居たかった。ずっと居られるって思っていたんです。だって、宗也さんを愛していたんですもの…。うううう…」
よよと泣き出した麗香を心配して、ケーキを食べ終わった三人の子供達が周りを囲む。
「ママ、ママ、どうしたの?どこか痛いの?」
幸二郎と薫子が母親の身体を撫でている。
しかし、悠一郎だけは大人の事情とやらを察しているようだ。
「お前達、ママは大丈夫だよ。そうだ!ママにあのことを話そうか」