拝啓 元カレ上司サマ

「煌太、昨夜誰かとスカイプみたいなことしてた?」

麗香は、取り敢えず聞いてみる。

煌太は、なんのこと?昨夜はずっと一緒に寝ていただろう?と、麗香に眠そうに答えた。

いやいや、絶対夢じゃない、リビングで宗也と話していたじゃあないかと詰め寄るも、キョトンとしている煌太に、あれは夢だったのか、宗也と話がしたいという、麗香の願望が見せたものだったのかと、頭を抱えてしまう。

すると煌太は、麗香に、妊娠で精神が不安定になっているのだろうと、結論付ける。

「夢の中ででも、宗也さんと会話が出来てよかったな。ハハハ…」




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