拝啓 元カレ上司サマ
病室の扉を閉めた麗香は、呆然としていた。
記憶喪失…ドクターはそう言っていたが、一生記憶が戻らない人もいると、麗香は以前何かで読んだことがある。
忘れているのは自分のことだけなのか?それとも、家族以外みんなだろうか?
不安に押し潰されそうになるけれど、煌太の全快を祈るしかない麗香であった。
*注意…著者は医学の知識が全くありませんので、事実とは異なることがあります。
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