拝啓 元カレ上司サマ

麗香は大学生になっても、異性と付き合いたいだとかいう感覚が分からなかった。

愛人のいた父親を憎んでいたために、所謂、男性不信か男性恐怖症だったのかも知れない。

しかし、その考えを覆したのが、煌太だった。

あの迷惑な客を退治した煌太は、性急にことを進めずに、徐々に麗香の凝り固まった心を解きほぐして行ったのだ。






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