拝啓 元カレ上司サマ
再出発

拝啓 元カレ上司サマ


麗香は新幹線の中で、メールを書き込んでいた。

降車駅まで一時間半。

自分の想いを早く、メールにしたためたかったのだ。

もう届くことのない、心からの愛の言葉を綴っていく。

隣の席の乗客に何と思われたっていい、これで最後だから、これで忘れるからと、鼻をぐずぐずさせながら、涙を拭き拭き、書き込んでいった。





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