1度だけ、殺人が許される世界
「だから、ここは⒴×⒳になって…。っておい神薙、寝るな。」
数学の教師の声で目が覚めた。
「す、すみません。」
「神薙が寝るなんて珍しいな。」
「…。」
誰だって悩むときはあるでしょうよ。
ってか、寝てないし…。
ー・-・-・-・-・-・-・
カンナギサヨ
私の名前は神薙紗世。来華高校に通うごく普通の1年生だ。
勉強も、運動も普通。
「え、紗世寝たの?」
アライユズカ
びっくりした顔で私の顔を覗き込んでくるのは勉強ができる、友達の新井柚香。
「さる、何やってんの…」
呆れ顔で私の話を聞いているのは
イガラシアマネ
運動ができる、五十嵐天音。
何故、猿と呼ばれているのか聞いてみた所、
「この間猿みたいにキャアキャア騒いでたから」
という答えが返ってきた。
「だ、だってぇ…。」
「あぁ~、やっぱり山木の事考えてたのかー。」
「はっ?!そんなわけないじゃん!」
「さる…そんなに山木が好きなのかぁ~」
「…だって、ゆずも、いがちゃんも…や、山ちゃんだって5組じゃん?!私だけ3組とかマジ切れそうなんだけど!?どっちか変わってよぉ…。ねぇ、ゆず、」
「いや、無理っしょ。あんな陽キャだらけのクラスとか。」
「いがー、変わって…。」
アイト
「哀翔いるからヤダ。」
クルスアイト
「え、来栖哀翔が嫌なの?」
「うん。」
「あぁーそれ分かるわ。怖いもん。」
「うわぁぁぁぁぁぁぁん…。いがぁ、ゆずぅ…。」
「「無理。自分で何とかしろ。」」
「はい。」
数学の教師の声で目が覚めた。
「す、すみません。」
「神薙が寝るなんて珍しいな。」
「…。」
誰だって悩むときはあるでしょうよ。
ってか、寝てないし…。
ー・-・-・-・-・-・-・
カンナギサヨ
私の名前は神薙紗世。来華高校に通うごく普通の1年生だ。
勉強も、運動も普通。
「え、紗世寝たの?」
アライユズカ
びっくりした顔で私の顔を覗き込んでくるのは勉強ができる、友達の新井柚香。
「さる、何やってんの…」
呆れ顔で私の話を聞いているのは
イガラシアマネ
運動ができる、五十嵐天音。
何故、猿と呼ばれているのか聞いてみた所、
「この間猿みたいにキャアキャア騒いでたから」
という答えが返ってきた。
「だ、だってぇ…。」
「あぁ~、やっぱり山木の事考えてたのかー。」
「はっ?!そんなわけないじゃん!」
「さる…そんなに山木が好きなのかぁ~」
「…だって、ゆずも、いがちゃんも…や、山ちゃんだって5組じゃん?!私だけ3組とかマジ切れそうなんだけど!?どっちか変わってよぉ…。ねぇ、ゆず、」
「いや、無理っしょ。あんな陽キャだらけのクラスとか。」
「いがー、変わって…。」
アイト
「哀翔いるからヤダ。」
クルスアイト
「え、来栖哀翔が嫌なの?」
「うん。」
「あぁーそれ分かるわ。怖いもん。」
「うわぁぁぁぁぁぁぁん…。いがぁ、ゆずぅ…。」
「「無理。自分で何とかしろ。」」
「はい。」