1度だけ、殺人が許される世界
先ほどの5分休みが終わると、私は教室に帰った。

次の授業は英語。5組の先生が来る。
クソ、お前のせいで私が3組になっちまったかもしれねぇのにっ…!
まぁ、何を言ってるかなんて頓珍漢だから寝ようかな。勿論バレない様に。

教科書に隠れて瞼を閉じた。
ー・-・-・-・-・-・-・-
私が悩んでいる事は他でもない。
ヤマキカズキ
山木一輝という男子のせいだ。
何故かって‥



彼が好きだからだ。小学校の頃から。
小学校は、天音と柚香も一緒だった。
好き、ということを2人に話したところ、からかわれる材料になってしまったのだ。
それをきっかっけに同じクラスの人にバレて一輝にも伝わってしまったそうだ。

それに…向こうも好きだって言ってくれているのだ…!

幸せだから、心配することもない…




はずだったのに。
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