今夜、最強総長の熱い体温に溺れる。 - DARK&COLD -

なんとか自分で歩けるようになった響平が冗談っぽく笑ってみせる。



「余計なこと考えなくていいから、早く横になって?」


ベッドにうながすと、にやりと笑われた。


「添い寝してくれんの?」

「っ、無理、だよ。狭いし……」

「いけるだろ。な?」


腕を引いて冗談ぽく誘ってくるくらいには、元気になったらしい。

ひとまず安心……。



「ちゃんと大人しく寝ててよ?」

「クスリ切れてきたし、もうだいぶ動けるけど」


引き寄せられて、響平の上に倒れこむ姿勢になる。


「響平!?」

「こーいうときって、優しくしてもらえるんだよな、たしか。ねだってもいいわけ?」


また、試すような瞳。

簡単に心を揺さぶられる。



「ねだるって、何を……」


どうしてか目をそらされる。


「……やっば。薬で理性死んでるかも」

「ちょっ、と……」


反対の手がシャツのすそを捲り上げる。
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