今夜、最強総長の熱い体温に溺れる。 - DARK&COLD -
視界がぼやけながらも、ふたりの男に見下ろされているのがわかった。
「こんばんは。ごめんね、ちょっと手伝ってもらうよ」
服の中に手が侵入してくる。
ビクリとして反射的に体をよじろうとするも、その意に反して体はぐったりと動かない。
──いやだ。
そのひと言さえ出なかった。
ここはどこ?
この人たちは誰?
私は、なにをされるの……?
怖い。
寒い。
体が震える。
「おい。上、脱がせろ」
どうして力が入らないの。
「……や、だ……っ」
これは響平の服なの……。
そんなに、乱暴に扱わないで。
「写真撮れよ。嫌がってる顔、ちゃんと入るように」