今夜、最強総長の熱い体温に溺れる。 - DARK&COLD -
顔を見られるよりもあらわになった胸元を晒すのが恥ずかしくて、必死にお願いする。
「そんな顔されると、そろそろ俺もヤバい」
くしゃりと前髪をかき上げた響平の仕草が色っぽくて、ドキッと心臓が跳ねた。
「こっから先はあんま余裕ねぇかも。お前、結構俺のこと煽ってるからな」
そんなことを言いながらも、響平の手は変わらず優しかった。
絶対に無理だと思っていたことも、響平に体を預けていたら、不思議と受け入れられる気がしてきた。
やがて、波のような痛みが押し寄せてきても
甘いキスが溶かしてくれる。
怖くて無意識に伸ばした手も、響平はしっかりと握ってくれた。
「唇噛むな。切れて血が出るぞ」
「……っ、むり」
「だったら、俺の指噛んでろ」