君と見た夕日は10年後に
今日から、新学期!

ワクワク、、、なんてするわけもなく、教室とおそらく少しのメンバーと、担任が変わるくらいで


特に面白い事もなく、また、何にもない生活が始まるだけ。


だけ、、、のはずだった、、、。

階段を上っていくと声が聞こえてきた、、、。

『おぃっこら聞いてのんかよ』


は?けんか?何?何?

駆け足で階段を上がり声の方へ向かう


そこには6人の女とその真ん中でうずくまる1人の女がいた。


俺、北高2年陣内 司(じんのうち つかさ)



どうやら、今、いじめ現場に遭遇してしまったみたいだ、、、。



最っ悪だ。朝から胸くそわりぃ物を見てしまった



これだから女は苦手だ、、

『おぃっおまえら』

そう声をかけ終わる前に、、、

『やばっ陣内!』

なぜか小声で俺の名前を言って逃げていった



見てしまった手前、、、見て見ぬ振りができるほど、俺は薄情じゃない



『どうしたんだお前』


そういって鞄を差し出した

泣いているかと思ったその女はスッと立ち上がった


えっ
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