秘密にしないスキャンダル
「草野さんも教えてください。
この写真の何が問題なんですか?」
「何がって……全部問題じゃない!」
「例えばどれでしょう?」
たくさんの写真がありますが。と問いかけるとMCの男性が、ではまずこの写真を……。と指し棒で示したのは前に真未の店の前で撮られた朝陽との写真だった。
「この方はShineのプロデューサーということですが、とても親しげに見えますね。
普通、奥様のいるプロデューサーとこんなに親しげに話すでしょうか」
「“普通”のアイドルとプロデューサーではここまで親しくはしないかもしれませんね。
でも、私達は“普通”のアイドルとプロデューサーではないのでこれが“普通”なんです」
「それは一体、どう普通ではないんですか?」
「実はプロデューサーと私は叔父と姪の関係です」
そう言うとスタジオがシーンと静まり返り全員が目を丸くして驚いているのがわかる。
「お、叔父と姪、ですか?」
「そうです」
「しょ、証拠は!?
口では何とでも言えるでしょ!?」
美佐が声を荒げキッと睨んでくる。
確かに。とその場にいる人達が頷くのを見て勇菜は、そうですねー。と呟いた。
この写真の何が問題なんですか?」
「何がって……全部問題じゃない!」
「例えばどれでしょう?」
たくさんの写真がありますが。と問いかけるとMCの男性が、ではまずこの写真を……。と指し棒で示したのは前に真未の店の前で撮られた朝陽との写真だった。
「この方はShineのプロデューサーということですが、とても親しげに見えますね。
普通、奥様のいるプロデューサーとこんなに親しげに話すでしょうか」
「“普通”のアイドルとプロデューサーではここまで親しくはしないかもしれませんね。
でも、私達は“普通”のアイドルとプロデューサーではないのでこれが“普通”なんです」
「それは一体、どう普通ではないんですか?」
「実はプロデューサーと私は叔父と姪の関係です」
そう言うとスタジオがシーンと静まり返り全員が目を丸くして驚いているのがわかる。
「お、叔父と姪、ですか?」
「そうです」
「しょ、証拠は!?
口では何とでも言えるでしょ!?」
美佐が声を荒げキッと睨んでくる。
確かに。とその場にいる人達が頷くのを見て勇菜は、そうですねー。と呟いた。