秘密にしないスキャンダル
「プロデューサーは一般人ですからコメントをもらうことは出来ません。
ですので違う人から証明してもらってもいいですか?」
「構いませんが……今日来られてるんですか?」
「いえ、お仕事中なので。
ですが兄のハルトが現場にいて映像を繋いでもらってます」
え?映像?とスタッフがざわめきだした。
そんな予定がなかったために何の用意もしていないと慌てていたのだけれど、堀原がどこかに連絡をしていて勇菜に合図を送るとそれを見た勇菜は頷いて返した。
「では、呼びますね。
ハルトー!」
『はいはーい』
勇菜が呼び掛けると今までスキャンダルになり得る写真が映っていたモニターに陽人が映った。
スタッフは、何でこっちが何も操作してないのに!?とパニックになっているが、隆矢は堀原に何かを説明されながら顔をひきつらせていた。
恐らく勝手にカメラやモニターの映像を弄って操作している理由を聞いたのだろうと想像して、勇菜はモニターに視線を向けた。
「プロデューサーが私達の叔父だって説明してほしいんだけど、大丈夫そうかな?」
『うん、いけるよ。
ほら母さん証明してあげて』
そう言って隣にいた誰かを強く引っ張ったのだろう。
わわっ!と声が聞こえてきたと同時に現れたその姿に出演者の人達は息をのんだ。
ですので違う人から証明してもらってもいいですか?」
「構いませんが……今日来られてるんですか?」
「いえ、お仕事中なので。
ですが兄のハルトが現場にいて映像を繋いでもらってます」
え?映像?とスタッフがざわめきだした。
そんな予定がなかったために何の用意もしていないと慌てていたのだけれど、堀原がどこかに連絡をしていて勇菜に合図を送るとそれを見た勇菜は頷いて返した。
「では、呼びますね。
ハルトー!」
『はいはーい』
勇菜が呼び掛けると今までスキャンダルになり得る写真が映っていたモニターに陽人が映った。
スタッフは、何でこっちが何も操作してないのに!?とパニックになっているが、隆矢は堀原に何かを説明されながら顔をひきつらせていた。
恐らく勝手にカメラやモニターの映像を弄って操作している理由を聞いたのだろうと想像して、勇菜はモニターに視線を向けた。
「プロデューサーが私達の叔父だって説明してほしいんだけど、大丈夫そうかな?」
『うん、いけるよ。
ほら母さん証明してあげて』
そう言って隣にいた誰かを強く引っ張ったのだろう。
わわっ!と声が聞こえてきたと同時に現れたその姿に出演者の人達は息をのんだ。