秘密にしないスキャンダル
Kaiserの二人が先にスタジオに入っていくと、隆矢がボソッと呟いた。
「びっくりした……。
まさかKaiserと話せるなんて……それにユウナさんが二人とかなり親しいのも驚きました」
越名さんに呼び捨てにされてたし、タメ口で話してましたもんね。と言われて勇菜は内心、親子ですからねー。と苦笑した。
「ええっと、それなりに仲良くしてもらってます」
「いいな、羨ましい……」
「羨ましい?」
隆矢の言葉にキョトンとして聞き返すと、途端に隆矢は慌て出した。
「いや、今のは……」
「それならそうと言ってくれればよかったのに」
「え……?」
「待っててください。
今二人に一ノ瀬さんのこと名前で呼んでもらうのと、タメ口で話せるくらい仲良くしてもらうように話してきます」
「そっち!?
ちょっと待って、俺が羨ましいのはそっちじゃなくて……!」
「ん?違うんですか?」
二人を追いかけてスタジオに入ろうと扉に伸ばした手を咄嗟に捕まれ隆矢を見上げると、隆矢は頭を掻きながら真っ赤な顔で見下ろしてきた。
「びっくりした……。
まさかKaiserと話せるなんて……それにユウナさんが二人とかなり親しいのも驚きました」
越名さんに呼び捨てにされてたし、タメ口で話してましたもんね。と言われて勇菜は内心、親子ですからねー。と苦笑した。
「ええっと、それなりに仲良くしてもらってます」
「いいな、羨ましい……」
「羨ましい?」
隆矢の言葉にキョトンとして聞き返すと、途端に隆矢は慌て出した。
「いや、今のは……」
「それならそうと言ってくれればよかったのに」
「え……?」
「待っててください。
今二人に一ノ瀬さんのこと名前で呼んでもらうのと、タメ口で話せるくらい仲良くしてもらうように話してきます」
「そっち!?
ちょっと待って、俺が羨ましいのはそっちじゃなくて……!」
「ん?違うんですか?」
二人を追いかけてスタジオに入ろうと扉に伸ばした手を咄嗟に捕まれ隆矢を見上げると、隆矢は頭を掻きながら真っ赤な顔で見下ろしてきた。