愛しの生徒〜リングに秘められた言葉〜【中】
なんか…数分会ってないだけでも…
何でこんなに寂しくなるのかな??
奈菜に会いたい…
奈菜を抱き締めたい…
キスしたい。。
奈菜………。。
「千野先生?」
俺が自分の席で座っていると、一人の男子生徒がいた。。
それも俺の生徒。。
「佐賀原?どうした…?」
「いや、聞きたいことがあって……その…学校に指輪ってしてきていいんですか?」
俺は、目線を佐賀原の口元に変えニヤリと佐賀原は笑みを溢した。
……こいつ……
知ってるんだな…
「いいんじゃない?」
俺は、そっけなく佐賀原に言葉を返した。。
「そうなんですかぁ。先生って意外と指輪のセンスいいんですねー」
少し小声で佐賀原は、俺を目で捕えて言った。
「…お前には、関係ない。」
「いいんですか?伊加って結構モテるんすよ??」
「知ってる。」
「知ってるんすか、んじゃ話しは早いですね。俺、伊加にアタックして来ますね♪」
…勝手にやってろ。