もう届かない
レイプをされた後
私はお兄さんに『喋ったら殺す』と言われた。

こんな思いをするのは初めてだ。
慕っていた人に恐怖と裏切りを味わされた。
家に帰って親にバレない様に部屋に閉じこもっていた。

〈こんな思いをするなら死んだ方がいい…〉

誰にも言えず、ただ泣いていた…

気分転換にパソコンでブログを始めた。
私の住んでる所から遠くて、このことを喋ってもお兄さんにはバレない人を探していた。
そして、２歳年上で、私の住んでる隣の県の男の人を見つけた。
私は
「相談したいんですけどいいですか？」
と送った。
返事はスグにきて、
『いいよ、どうしたの？』
と聞いてくれた。

少しやりとりをしていて、相手から
『今日はパソコンもうやめるから携帯でいい？』
と来て、少し拒む気持ちはあったけど自分の事だからメールアドレスを教えた。

少しして、
【さっきブログで相談のってたやつです。】ときた、そして私はすべてを話た。
メールをうちながら泣いていた。
相手は（弘樹）と言うらしい。
弘樹は優しい言葉と厳しい言葉を私にかけてくれた。

とても嬉しかった、
だいぶさっぱりした。
何より助かった気がした。
私は素直に自分の事を何も隠さず話した事がなかった。
でも、今日は言えた。
弘樹は引きもせず、私の話を聞いてくれた。そしたら
【俺は君にそんな事をした奴を許さない
知り合ったばっかかもしれないけど、俺は君の味方になるよ。
だから心配するな!!】
私はメールの返事が出来なかった。
泣いて泣いて泣き崩れた。
そのまま泣き疲れてしまい、寝てしまった。
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表紙・目次

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