Light in the dark
俺が総長として1番に守るべきものは、
みんなの命。
俺は、それを守るためには、
プライドだって、
なんだって捨ててやるって思ってた。
でも、目の前の変な女には
無性にイラついてて、つい突っかかってしまった。
逆らったら危険だって、本能で察していたのに。
「おい、てめぇ。」
「なぁにー?12代目朔藍総長、蒴木紬。」
「ど、どうして俺の名前を知っている!?」
「最近、うちの族有名になってるからじゃん?」
「そうだねー、うちは最近縄張り広げてるしねぇ。」
「眠い。寝る。」
「おい。起きろ。」
「ん。起きた。」
「そうだな。俺たちは最近力を発揮してるもんな。」
総長の俺でもそう思うから、
きっと相当だろう。