Light in the dark



俺が総長として1番に守るべきものは、
みんなの命。

俺は、それを守るためには、
プライドだって、
なんだって捨ててやるって思ってた。

でも、目の前の変な女には
無性にイラついてて、つい突っかかってしまった。
逆らったら危険だって、本能で察していたのに。


「おい、てめぇ。」

「なぁにー?12代目朔藍総長、蒴木紬。」

「ど、どうして俺の名前を知っている!?」

「最近、うちの族有名になってるからじゃん?」

「そうだねー、うちは最近縄張り広げてるしねぇ。」

「眠い。寝る。」

「おい。起きろ。」

「ん。起きた。」

「そうだな。俺たちは最近力を発揮してるもんな。」

総長の俺でもそう思うから、
きっと相当だろう。
< 7 / 21 >

この作品をシェア

pagetop