Love Eater



「さぁて、もう帰りますか。今日もソルトのツンデレ~な愛情たっぷり充電したし」

「ツンデレ言うな。何都合の良い解釈して納得して帰ろうとしてやがる」

「えっ?何?離れがたくて寂しいって?ここに居ろよ六花ろっか。なんて言ってくれたら残ってあげてもいいよ?」

「消え失せろ」

誰が言うか。と中指を立てて見せれば、それすらも自分への愛情表現だと言わんばかりに六花はクスリと小悪魔に笑うのだ。

そんな反応にもチッと舌打ちを響かせ不愉快を返したソルトであったけれども、次の瞬間おもむろに視界に飛び込んできた六花の胸の谷間には不愉快の崩壊、視覚の極楽。

なんなら先程の感触が指先に思い出されてしまう程に。

内心グッと心の親指が立ってしまったのは男の悲しい性というのか。

別に六花が目の前でストリップを始めたなんてわけではないのだ。

単にジャージ風ワンピのファスナーが胸元まで引き下ろされだけの話。


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