Love Eater
寧ろ、まだまだ足りないという感覚を無理矢理に抑え込んで、名残惜しさ全開に唇を離した程。
だから、目の当たりにした六花の微睡んだ表情や息遣いには…
「っ…!!!?」
な……なななななんじゃこりゃあっ!!
な、なんでこんな出来上がっちゃったような顔してんのこいつっ!!?
ふへぇっ!?お、俺なんかした?したかっ!?
キスしただけで何もしてねえよなっ!?
なんて、焦るやら興奮するやらの大パニック。
なんなら無理矢理に抑え込んだ欲求がここぞとばかりにハッスルさせろと熱を上げてくる始末。
それに自制を効かせるには少々目の前の六花は美味しすぎる状態。
蓮華に乱された服はそのままで、更には取っ組みあった結果胸は露わにレース生地のパンツも丸見え。
そこに更にこの火照って微睡みきった表情ときてる。
それに、誘惑的ないつも以上に甘く感じる香り。
まるでいつかのデジャヴの様な上げ膳据え膳状態というのか。
当然ソルトの本能は今すぐにでも食らいつきたいと吠え滾ってしまったのだ。