いつも側にいてくれたのは君だった
私達の出会いは6歳の頃。

その日は小学校の入学式だった。

校長先生の話なんか誰も聞いてない。

カメラのフラッシュやいろんな親が我が子の名前を叫んでる。

その中で、親に名前を呼ばれずに校長先生を見ているのは私だけだった。

入学式が終わり、ぞろぞろ人が帰っていく。

私は1人家の近くの公園に向かっていた。

昔から両親は私の事なんか興味がない。

出来の悪い娘より優秀な弟の逞を可愛がってる。

いつもその現実を見たくなくて

公園へ逃げるんだ。

そんな時出会ったのが君だった。

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