Love is GAME
京太郎は、何の疑いもせずに、軽く聞いてきた。

「えっと……」

「話だったら、部屋で聞くよ。」

再び背中を向けた京太郎の腕を、私は急いで掴んだ。

「京太郎さん。」

「だから何?」

「こっちへ来て。」

私は京太郎を、ラウンジの端に連れて来た。

「何?こんな所に連れて来て。」

心臓が飛び出る程、ドキドキしている。

「あ、あのね。」

京太郎は、うんともすんとも言わない。

「私、京太郎さんを、好きになってしまったの。」
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