Love is GAME
「なに?カーセックスでも、したいの?」

「はあ?」

「うはははっ!いいねぇ。さすがはいい女。」

何か勝手に、いい女にされているけれど、忘れてはいけない。

男は女を抱く時だけ、甘い言葉を囁くのだ。


「さあ、着いたよ。」

「うん。」

起き上がると、京太郎がニヤついていた。

「一発、車で決めとく?」

「最低。」

私はそう言い放って、車を降りた。

「何だよ、最低って。」

「モノには、言い方があるでしょう?」

京太郎は車を降りると、鍵をかけた。

「はいはい。女子は、甘いモノが大好きだからね。」

「知ってるじゃない。」

ホテルのラウンジに入って、京太郎が部屋の鍵を借りてきた。

「さあ、行こう。」

京太郎に連れて行かれるまま、私は後を追いかけた。
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