Love is GAME
「京太郎さんは、結婚しないの?」

「結婚?」

一瞬、京太郎の顔が、歪んだ。

「何?さすがの七恵ちゃんも、結婚したくなったの?」

「別に。でもいつかは、しなきゃいけないでしょ。」

「だとしても、俺は勘弁。」

京太郎は、ベッドから立ち上がった。


「何で?」

私も胸を隠しながら、起き上がった。

「だってさ。同僚で結婚した奴、全員家庭の愚痴ばっか言ってるんだぜ?」

「愚痴ぐらいなら、誰でも……」

「いや、その内容がさ。生活費握られるとか?遊ぶ時間もないとか。俺には我慢できないね。」

センスのいい洋服を着こなして、京太郎はため息をついた。

「特に、奥さんがだんだん女に見えなくなって、SEXもできなくなるとか?最悪。」
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