Love is GAME
「どうなんでしょうね。」

私は、そーっと彼を見た。

足を広げて前かがみになり、物思いに耽る様は、色気を感じる程だった。

「あなたがそれじゃあ、付き合えるモノも付き合えないんじゃない?」

「そうなんですよね。」


話を聞いていると、根っからの草食系じゃないみたい。

そう言うのは、何系って言うんだろう。


「そうだ!ロールキャベツ系男子だ。」

「へっ?何を急に?」

私は両手を打った。

「ほらロールキャベツって、外は野菜だけれど、中はお肉でしょう?だから外見は草食で、中身は肉食って事よ。」

「それは僕が、中身肉食系って事ですか?」

「そうよ。まだ、確信はできないけれど……」


すると彼は立ち上がって、私の椅子のひじ掛けに、両手を置いた。
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