Love is GAME
GAME4
あの残業の日から、数日経った頃だ。

「先輩、デートしませんか?」

彼から、お誘いがあった。


- 何?からかわないでよ。 -

- からかってなんかいませんよ。 -


残業の日。

彼から言われた言葉に、ドキドキする。


「うん。いいよ。」

私は髪を掻きわけて、返事をした。

やっとお誘いが来た。

このまま、告白に持ち込めば、私が勝った事になる。

ドキドキが止まらない。


「いつ?」

「明日の夜とか。」

「そうね。」

日にちを決め合わせて、私達はそれぞれの仕事に戻った。


勝どきをあげるのは、まだ早い。

ちゃんと、彼に告白させないと。

「ふふふっ。」

私の笑いは止まらなかった。

やっと。

やっと、彼が私のモノになる。

そうすれば、京太郎との結婚も、視野に入る。
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