Love is GAME
すると彼は、ゆっくりと胸元から、私を放した。

「そうですね。行きましょう。」

そう言うと、彼は人が変わったように、私の前の急ぐように歩いた。

追いつくだけで、精一杯。

どうしたんだろう。

私、悪い事でもした?


ようやく追いついたのは、お店の前だった。

「ここです。」

「えっ……」

お店の看板を見ると、高そうなお店。

「こんなにいい場所、いいの?」

「はい。」

私は一瞬、懐が心配になった。
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