Love is GAME
一回目は私が奢って、二回目は彼が奢って。

三回目はどうしたって、割り勘じゃないか。

「あの……やっぱり、違うお店に……」

「入りましょう。」

彼は私の手を握って、お店の中に入った。


私達の席は、壁側にあった。

「さあ、座って。」

彼が私を椅子に座らせてくれた。

「注文は、何にする?」

「ええっと……」

メニューを見ると、一品一品値段が高い。

どうも、気にかかる。

どうして彼は、こんな畏まったお店を選んだのだろうか。
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