Love is GAME
その後に、ホッとした彼の表情が見えた。

「よかった。僕、ワイン系はダメなんですよね。」

「そうなの?全然そんなふうに見えないのに。」

そう言って、二人で笑い合った。


それからは、二人で会話を楽しんでいく感じだった。

彼は私の話も聞いてくれるし、彼の話も楽しかった。

そんな時間は、あっという間に過ぎた。

最後のコーヒーを飲み終わった時に、彼が緊張した面持ちで、私にこう言った。


「七恵さん。」

「はい。」

改まった態度で来られると、こっちも改まってしまう。

「今日、言おうと思って来ました。僕と、付き合ってくれませんか?」
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