Love is GAME
「七恵さん……」

「ん?」

「空いてるとこ、座って。」

彼は上着を脱いで、シャツの腕をまくると、私にお茶を淹れてくれた。

「今日は、忙しかったね。」

「七恵さん。」

彼は私の名前を呼んで、黙ってしまった。


私はわざと、彼のベッドの端に座った。

その勢いで、彼もベッドの端に座る。

そっと、彼を見つめた。

彼の瞳に、私が映っている。

いいムードに、なってきた。
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