Love is GAME
私はゆっくりと、目を閉じた。

「もし何かあったら、俺に言って。」

私は目をパチッと開けた。

「えっ……」

「ほら七恵さん、最近おかしかったから。」

京太郎の事で落ち込んでいたこと、見ていてくれたんだ。

「ああ、知人の事でちょっと……」

「どんな事?俺、七恵さんが何で悩んでいるのか、知りたい。」


息が止まった気がした。

そんな事、誰にも言われた事ない。


「教えて。七恵さんの悩みを、少しでも軽くしたいんだ。」

首筋が、ほんわかしてくる。

嬉しいのかな、私そんな事言われて。
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