Love is GAME
その日も、私達はホテルで待ち合わせし、部屋をとった。

ドアを開けて、部屋に入った瞬間、京太郎は私をベッドに押し倒した。

「あっ……」

「もう我慢できないんだ。いいだろう?」

何があったのかは知らない。

でも、ここで応じたら、今までの私と一緒だ。


私は、ふいに顔を反らした。

「なんだ。これをしに来たんだろう?」

そんな京太郎を、押し戻した。

「ねえ、私達。こういう関係になってから、どのくらい経つ?」

「どのくらいって、1年ぐらいじゃねえか?」

私は、京太郎の方を向いた。

「そろそろ私達、区切りをつけた方がいいんじゃない?」

「区切りだと?」

京太郎は、驚いていた。

まさか、私から言われるなんて、思ってもみなかっただろうに。
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