Love is GAME
すると京太郎は、私の体を抱き寄せた。

「何言ってんだよ。まだまだ、俺達楽しもうぜ。」

「でも、このままじゃ嫌。」

京太郎の腕を払って、私はベッドから立ち上がった。


「もし、関係を続けるのなら、私と付き合って。」

その瞬間、京太郎の笑い声が聞こえてきた。

「付き合って。ハハハッ!」

なんでそんなに笑えるの?

私は、不思議で仕方なかった。


「で?付き合ったら付き合ったで、今度は結婚しろとか、言い出すんだろう?」

図星をつかれた。

そしてまた、笑われるんだと思った。

「いいぜ。結婚しても。」

「えっ?」

あの結婚話をしただけで、気が滅入るような男が、こんなあっさりと、結婚を承諾するの?
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