Love is GAME
その後も、楽しく食べたけれど、私は味がしなかった。

このお店でそんな事は、初めてだ。


「あー、美味しかった。」

彼は、満腹そうにお腹を摩っている。

「どうする?食後のコーヒーでも、頼む?」

彼がもう一度、メニュー表を見た時だ。

「あの……さっきの話なんだけど……」

「さっきの話?」

ああ、いろんな話をしたから、どの話か分からないんだ。

「今度の、デートの話なんだけど。」

「うん。」

ちょっと緊張しているのが、分かる。

ごめん、本当にごめん。
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