Love is GAME
「できそうにない。」

「えっ……」

彼はメニュー表を持ちながら、固まっていた。

「……予定が、空かないの?」

「ううん。そうじゃなくて。」

ここははっきり言った方が、いいのかな。

「もう、そう言う事はしないようにしようって事。」

「元の関係に戻るって事?」

「うん。」

彼はそっと、メニュー表を戻した。

「どうして?」

「どうしてって……」

「理由を聞かせてほしい。」
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