稲荷と神の縁結び
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‐一月四日

無事に三日の朝までの番を終えると、睡眠を取って夕方に家路についた。
餅やお酒など沢山持たせてもらい、両手一杯の荷物を抱えながらの帰宅だ。


（やば……降りそう…………）

電車を降りた瞬間から‐空がいきなり黒に染まり始めた。念のためスマホのアプリで確認すると、大きな雨雲が近づいてきている模様。

荷物が多いので清貴さんに迎えにきてもらおうかと思ったけれど…なぜか二時間前から連絡がつかないのだ。まぁ仕事も無いだろうし、寝ているか放置しているかだろう。


私は早足で街中を駆け抜けて、家に向かう。
何とか急いだおかげか、降られることもなく無事に家の門の所まで到着することができた。


（先にあげとこうか……）

まだ雨が降っていないので、私は急いで庭の一角まで急ぐ。そして圭ちゃんから持たせてもらった、お稲荷さま用のお供えを並べた。

すると並べている最中に、雨がポツポツと降ってくる。
私は急いで並べると、今年もよろしくお願いいたしますと手を合わせて、早足でその場を後にした。
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